極北別世界通信
軽井沢高原文庫
あまり本サイト内では書いてなかったような気がするが、当方は立原道造という詩人をこよなく愛している。
詩というものにわずかながらでも触れたことがある方にはそれなりに知名度もある詩人だが、世間的に超メジャー化というとそこまでではないようにも思うが、いずれにせよ当方の最も愛する詩人であることだけは確かだ。
一番好きなのはやはり「風に寄せて」その1 だが、詩も、物語も、建築もすべてにおいて非常に心惹かれる詩人なので、ご興味ある方は是非手にとって読んでほしいと思う。
今年は立原道造の生誕110年にあたり、軽井沢高原文庫で立原道造展が開催されている。
かつて東京にあった立原道造記念館に所蔵されていたものが現在軽井沢高原文庫に収蔵されていることは認識していたが、久しぶりの立原道造展ということでいかない選択肢はないなと春先から思っていた。
で、嫁さんと子供にも一応の許可?をとって一人軽井沢に旅立った。
というか軽井沢自体が30年ぶりのことで、30年前にはまだ立原道造も療養した「油屋旅館」が営業していた。
10数年前に廃業したというようなニュースはみていたのだが、それが数年前からいろいろな方の努力で形は残っていることがわかり、今回の宿泊先にすることとした。
もちろん30年前とは異なり、素泊まりのみの簡易宿泊ではあるが、それでも油屋という建物が残ったことがうれしい。
正直なところNPO団体の活動というものにこれまで成果というものを感じたことはなかったのだが、なるほどこういう風に役に立つのだなと(むろん、頭ではわかっているのだが)ようやっと身に染みて感じた次第ではある。
年額1万円くらいなら賛助会員くらいなっておこうかな。。。とすら考えている。
グダグダとりとめもなく書いたが実際に軽井沢高原文庫の立原道造展へお邪魔するのは明日。今日はある意味前乗りして現地の雰囲気に脳みそを慣らしておこうというところである。
というわけで昼酒して早めに寝て明日は朝イチから軽井沢高原文庫に移動してゆっくり展示会を見る所存。